Watson(ワトソン)おすすめ曲まとめ【全曲解説付き・2026年最新版】

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このブログで最も多く取り上げてきたアーティスト、Watson(ワトソン)。 徳島県小松島市出身、2000年生まれの彼は、今や日本語ラップシーンで最も注目されるラッパーの一人です。

今回は当ブログで解説してきたWatsonの楽曲を、アルバム別に整理してまとめました。 Watsonを知ったばかりの人も、ディープなファンも、ぜひこの記事を入り口に各楽曲の詳細記事へ飛んでみてください。


Watsonとはどんなラッパーか

Watson(本名:勇斗)は2000年2月22日、徳島県小松島市生まれ。 通信制高校を卒業後、大阪に移住し、紆余曲折を経てラップに本格的に打ち込むようになった。

最大の特徴は”倍速ラップ”。 トラップ・ドリルのビートに対して、グライムやUKドリルの影響を受けた高速フロウをたたみかけるスタイルは唯一無二だ。 2022年のミックステープ『FR FR』は「KOHH以来の衝撃」と評され、2023年には「Watson系」と呼ばれるラッパーが続出するほどのムーブメントを生んだ。

ラップスタイルの根幹にあるのはZORNの言葉「リリックは好きなことを書けばいい」。 カーチャン、友人、元カノ、地元の風景——身の回りのすべてを歌詞に変える等身大のリリックが、世代を超えた共感を呼んでいる。


EP「thin gold chain」(2021年)収録曲

1. 「I know」(2021年)

Watson初期の代表曲。EP「thin gold chain」収録。 変わりたいという意志と現実の狭間で揺れる青年の内省録。 「KOHH以来の衝撃」と評されるきっかけとなった楽曲のひとつで、Watsonの原点がここにある。 1日で2曲以上のペースで制作するというWatsonが、文学的な情景描写を駆使して自身の内面を赤裸々に綴った名曲。

👉 Watson「I know」の詳細記事はこちら


EP「BRIGHT FUTURE」(2023年1月)収録曲

Watson × Young Zettonによる共同EP。

2. 「暗い部屋」ft. Young Zetton(2023年1月)

Watson × 京都出身Young ZettonによるコラボEP『BRIGHT FUTURE』の1曲目。 「暗い部屋に籠ってたせい」というフックが象徴する、過去の苦悩と現在の成功の対比。 Spotify「The Pulse of J-Rap」「Monday Spin」に選出。四国×関西、異なる地域のアーティストが生んだ化学反応。

👉 Watson & Young Zetton「暗い部屋」の詳細記事はこちら


1stアルバム『Soul Quake』(2023年12月6日)収録曲

全16曲。ANARCHY、C.O.S.A.、IO、Jin Dogg、DADA、¥ellow Bucks、eyden、Leon Fanourakisら豪華客演陣が参加。プロデュースは全曲Koshy。iTunesヒップホップ/ラップアルバム日本1位を記録した記念碑的1stアルバム。

3. 「Feel Alive」(2023年7月・先行シングル)

アルバムからの先行シングル。iTunes Hip-Hop/Rapチャート日本24位を記録した、Watsonの代表的サマーアンセム。 過去の苦労と「生きている実感」をリリックに昇華した自伝的名曲。徳島の地元風景から始まるMVもWatsonの世界観を体現している。

👉 Watson「Feel Alive」の詳細記事はこちら


4. 「ペンとノート」(2023年10月・先行シングル)

アルバムの最後のシングルカット。ラップを書く道具そのものをテーマにした、Watsonの音楽哲学が凝縮された一曲。 メロウなムードと内省的なリリックが絶妙。キャリア初ワンマンライブでも22曲目に演奏された。

👉 Watson「ペンとノート」の詳細記事はこちら


5. 「小リッチ ft. C.O.S.A. & Jin Dogg」

豪華コラボ3人曲。Watsonの「小リッチ」という感覚——成功したけど、まだ人間的には未熟な自分——を赤裸々に描く。 「タバコやめたろかなほんまに 辞めれんかったとき言ってドンマイ」という正直さがWatsonらしい。 C.O.S.A.の成功者の虚無感、Jin Doggの存在感も光る名曲。

👉 Watson「小リッチ ft. C.O.S.A. & Jin Dogg」の詳細記事はこちら


6. 「Fake Love ft. DADA」

コラボ相手は福岡出身のDADA。SNS時代における恋愛・人間関係の複雑さを真正面から扱った一曲。 WatsonとDADA、二人の異なるフロウが「偽りの愛」というテーマを多層的に表現する。

👉 Watson「Fake Love ft. DADA」の詳細記事はこちら


7. 「Working Class Anthem」ft. eyden(2023年8月・先行シングル)

「ラップスタア誕生」優勝者のeydenとのコラボ。iTunes Hip-Hop/Rapチャート日本10位という異例の成績を記録した労働者讃歌。 徳島出身のWatsonと千葉出身のeyden——異なる労働体験が楽曲に深みを与える。

👉 Watson & eyden「Working Class Anthem」の詳細記事はこちら


シングル・アルバム未収録

8. 「non scale」

タイトルは「誰の尺でも測れない」という意味。 「巻く」という動詞を軸にした韻の展開、過去の貧乏から現在の成功への変化——Watsonのライミング技術と等身大の自己表現が最高レベルで融合した一曲。 「留置所や刑務所の中でもノートとペンがあれば夢が見れる」という締めのラインは、ストリートで生きてきた彼だからこそ重みを持つ。

👉 Watson「non scale」の詳細記事はこちら


2ndアルバム『Soul Quake 2』(2024年11月1日)収録曲

全10曲。客演を一切招かないWatsonのソロアルバム。「原点回帰」をテーマに、スターダムを駆け上がった成功とそれゆえの苦悩をストレートに表現。iTunesヒップホップ/ラップアルバム日本1位を記録。全曲Koshyプロデュース。

収録曲:光(Intro) / ヤングリッチ / ロクデナシ / NICHIA / アイスとセンチ / changes / 阿波弁 / 確かに金は / ダイヤ / TOKUSHIMA

9. 「ダイヤ」(2024年)

Soul Quake 2収録。過去の自分と現在の自分を対比させながら、成長の軌跡を描いた楽曲。 「昔はよく泣いた だけど俺今首にはダイヤ」という冒頭から一気に引き込まれる。 「ジッポのライターみたくすぐに消えないファイヤー」——一時的な成功ではなく持続する情熱への意志が宿る。

👉 Watson「ダイヤ」の詳細記事はこちら


3rdアルバム『Soul Quake 3』(2026年2月25日)収録曲

Soul Quakeシリーズの最終章。初期Watsonを彷彿とさせる硬派・無骨なスタイルに豪華客演陣が彩りを加えた集大成アルバム。全曲Koshyプロデュース。

収録曲:Intro “Soul Quake” / MOTO feat. guca owl / 知った。feat. IO / スーパーレア feat. 仙人掌, Daichi Yamamoto / Money Money feat. Jin Dogg, ANARCHY / Koshy Freestyle feat. DADA, C.O.S.A. / Fashion Week feat. Benjazzy / Keep Going feat. WILYWNKA / 今日という日は feat. T-Pablow / Real Love

10. 「Intro “Soul Quake”」(track 1)

Soul Quake 3のプロローグ楽曲。シリーズ最終章の幕開けにふさわしい一曲。 「産まれたのは徳島県 / 反対したアンマー / 見てる遠く」——この3行は、楽曲の中でも感情的な重力が最も強い部分だ。 シャンパンを開ける華やかさと蚊に噛まれる短パンの生活感が同じ行に並ぶ、温度差こそWatsonのリリックの真骨頂。

👉 Watson「Intro “Soul Quake”」の詳細記事はこちら


11. 「今日という日は feat. T-Pablow」(track 9)

Soul Quake 3の9曲目。WatsonとT-Pablowの初共演。 「今日という日はもう来ない / 願うだけじゃダメだ夜空に / 始めるのは今でも遅ない / 友達もバズれば誇らしい」——シンプルだが何度聴いても刺さるフック。 アルバムのクライマックス手前に置かれた、シリーズ最終章にふさわしい一曲。

👉 Watson「今日という日は feat. T-Pablow」の詳細記事はこちら


【客演】ベテランに認められたWatson

12. 「2026 feat. Watson」/ ANARCHY(2026年3月)

ANARCHYのアルバム『Crest』収録。20年以上のキャリアを持つANARCHYが新世代のWatsonを客演に迎えた一曲。 プロデューサーKMのビートの上で、ベテランの「重さ」と若手の「鋭さ」が激突する。 ANARCHYが「過去一のアルバムができた」と語った作品の折り返しに置かれた、両者の関係性の証明。

👉 ANARCHY「2026 feat. Watson」の詳細記事はこちら


Watsonのディスコグラフィー一覧

作品名種別リリース日特徴
『Pose 1』アルバム2021年5月デビュー作
『thin gold chain』EP2021年11月「I know」収録
『FR FR』ミックステープ2022年3月出世作・KOHH以来の衝撃と評される
『BRIGHT FUTURE』(with Young Zetton)EP2023年1月「暗い部屋」収録
『Soul Quake』1stフルアルバム2023年12月6日豪華客演陣・全16曲
『Soul Quake 2』2ndアルバム2024年11月1日ソロのみ・全10曲・原点回帰
『Soul Quake 3』3rdアルバム(最終章)2026年2月25日豪華客演陣・全10曲・武道館公演と同時

まとめ:Watsonはなぜこんなにも刺さるのか

Watsonのリリックに共通するのは、**「カッコつけない正直さ」**だ。

成功しても「タバコやめられへん」と言い、涙を見せ、母親への謝罪を歌に込める。 それでいて倍速ラップは格好いい。その矛盾のなさが最大の武器だ。

2026年2月にはSoul Quakeシリーズの最終章『Soul Quake 3』をリリース、3月9日には日本武道館での初単独公演も成功させた。 徳島県小松島市出身のラッパーが武道館に立つ——それがWatsonという人間の物語だ。

このブログではこれからもWatsonの楽曲を追い続けていく。 新しい記事が追加されたらこのまとめ記事も更新するので、ブックマークしておいてほしい。

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