OZROSAURUS – Profile

JAPANESE

楽曲基本情報

楽曲タイトル: Profile
アーティスト: OZROSAURUS(オジロザウルス)
アルバム収録: 『OZBUM ~A:UN~』(2012年4月4日リリース)
作詞: MACCHO
作曲: DJ PMX(DS455)
プロデューサー: DJ PMX

アルバム『OZBUM ~A:UN~』の背景

復活作品

横浜を拠点に活動する、ラッパーのMACCHOとDJ SN-Zからなるヒップホップ・ユニット、OZROSAURUS(オジロザウルス)。’96年に活動をスタートして以来、その力強いメッセージと圧倒的なライブ・パフォーマンスで、ジャパニーズ・ヒップホップシーンに大きな影響を与えてきた彼らが、通算5作目、SN-Z正式加入後初となるオリジナル・アルバム『OZBUM ~A:UN~』をリリースしました。

THE ORIGINAL 045STYLE “ハマの大怪獣”ことOZROSAURUSの5枚目となるオリジナルアルバム。2012年ジャパニーズヒップホップシーン衝撃必至の1枚として注目された作品でした。

DJ PMXとの再タッグ

アルバムのトータル・プロ デューサーに、数々のクラシックを共に生み出してきたDJ PMX(DS455)を迎え制作した、前作『Hysterical』以来約5年ぶりとなる注目作です。

楽曲「Profile」の意味と背景

自伝的な楽曲として

この曲は2011年にリリースされた。そこまでのMACCHOさんの自伝的曲です。

楽曲は「92から14,5,6,7から相変わらずマイク持ったまんまだ俺にはコレしか無ぇハナっから」 という冒頭で始まり、MACCHOの1978年に神奈川県横浜市で生まれ14歳からMICを握り始めたキャリアを振り返る内容となっています。

キャリアの重要な局面を網羅

歌詞には以下のようなOZROSAURUSの重要な時期が描かれています:

  • 「まさに再始動 記憶飛ぶほどな2003,4,5 売上も上々ヘッズからもヒーロー 同門の般若も破竹の勢い」- 2003年の2ndアルバム『JUICE』発表とその成功
  • 「PMXとまた組みこもる3rd Rhyme & Bluesはオジロクラシック」- 2006年の3rdアルバム『Rhyme & Blues』への言及
  • 「怒りに満ちて出す4thはインディーズ」 – 2007年の4thアルバム『Hysterical』のインディーズでのリリース

MACCHOの人生体験の反映

交通事故からの復活

2003年 – 2ndアルバム『JUICE』を発表。この直後にMACCHOが交通事故に遭い、一時は生死を彷徨うも奇跡的に回復した経験も、楽曲の背景に影響を与えています。

音楽業界での葛藤

「レーベルのなれ合いと俺のクリエイト 家族のようだが金にはHate」という部分では、所属していたポニーキャニオンとの間で起きた歌詞の表記を巡っての対立をきっかけにインディーズに活動の場を移した経験が歌われています。

横浜愛とアイデンティティ

045レペゼンの確立

「OZROSAURUS in the building BAYBLUES RECORZDZから浜の怪獣 土地柄Passion OZROのMACCHO 045 レペゼン横浜」という部分で、MACCHOの横浜への強い愛着と、『横浜045スタイル』(045は横浜市の市外局番)という言葉を浸透させた張本人としての自負が表現されています。

楽曲の音楽的特徴

DJ PMXによるプロダクション

楽曲は数々のクラシックを共に生み出してきたDJ PMX(DS455)がプロデュースを手がけており、これまでのOZROSAURUSの名曲と同様の重厚で煌びやかなサウンドが特徴となっています。

映像作品での重要性

ミュージックビデオ制作

2012/4/4にリリースされたフルアルバム「OZBUM ~A:UN~」ツアーのLIVE映像(2012/9/7@CLUB CITTA’)と、アルバム収録曲「Profile」「証拠」「阿吽」のミュージックビデオを収録されており、楽曲の重要性を示しています。

楽曲の核心的メッセージ

不変の情熱と成長

「俺が俺でいられるそんなMusic WetでSweetでFreshでBoom!」という締めくくりで、MACCHOが音楽に対する純粋な情熱を保ち続けていることを表現しています。

現実と向き合う姿勢

「憂鬱で虚ろでILLな俺はナーバス 時に人を傷つける甘えや不安が 敵は己さ 忘れかけてた 失ったのは重ねてきた時間」という部分では、成功の裏にある内面的な葛藤や自己との闘いが率直に語られています。

シーンでの位置づけ

日本語ラップ界への影響

OZROSAURUSのリーダーとしての活躍など、言わずと知れた横浜のレジェンドラッパーMACCHO。「045レペゼン横浜」を高らかに掲げるMACCHOは、日本のHIPHOPに数え切れない功績を残し、ANARCHYをはじめとした数多くのラッパーへも影響を与えていることが、この楽曲からも伺えます。

楽曲の現代的意義

「Profile」は単なる自伝的楽曲を超え、その力強いメッセージと圧倒的なライブ・パフォーマンスで、ジャパニーズ・ヒップホップシーンに大きな影響を与えてきたOZROSAURUSの歴史と、MACCHOという一人のラッパーの人生を通じて、日本語ラップの発展過程を描いた重要な記録として機能しています。

楽曲全体を通じて、MACCHOの14歳から2010年代初頭までの約20年間のキャリアが時系列で語られ、個人の成長と日本のヒップホップシーンの発展が重なり合う形で描かれており、日本語ラップ史の生きた証言として価値のある作品となっています。

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